乳頭体
Corpus mamillare
定義
乳頭体は、脳の下面に位置する一対の小さな球形の構造であり、間脳の一部として辺縁系を構成する。乳頭体は脳弓の前弓の末端に位置する。内側乳頭核および外側乳頭核という2群の核から構成される。
神経解剖学者は、乳頭体を視床下部の一部として分類することが多い。
乳頭体は脳の他の部位と連絡しており、扁桃体および海馬から到来するインパルスを、乳頭視床路を介して視床へと中継する役割を担う。
扁桃体から乳頭体、さらに視床へと至るこの回路は、より大きなペーペズ回路の一部を構成する。
乳頭体、およびその乳頭視床路を介した前視床への投射は、想起記憶において重要な役割を果たす。内側乳頭核は、乳頭体病変を有するラットにみられる空間記憶障害に主として関与する。
参考文献