直腸膀胱窩
Excavatio rectovesicalis
- エポニム: Douglas
- 関連用語: 直腸膀胱窩(♂)
定義
直腸と膀胱との間において、腹膜は男性では一つの窩を形成する。これを直腸膀胱窩(直腸膀胱陥凹)といい、その底部は精嚢の上端のレベルよりわずかに低く、すなわち肛門口から約7.5 cmの位置にある。
膀胱が充満すると、腹膜は拡張した臓器とともに上方へ押し上げられ、膀胱前面の相当部分が腹膜を介することなく腹壁に直接接するようになる(レチウス前膀胱腔)。
女性では、腹膜は直腸から後腟円蓋を越えて子宮頸部および子宮体部へと反転し、直腸子宮窩(直腸子宮陥凹;ダグラス窩)を形成する。腹膜はさらに子宮の後面および子宮底を覆い、子宮の前面へと続き、子宮体部と子宮頸部との境界部まで前面を被覆したのち、膀胱へと移行して、ここに第二の、しかしより浅い窩である膀胱子宮窩(膀胱子宮陥凹)を形成する。また、腹膜は子宮の両側面から骨盤の外側壁へと反転して二枚の広い襞をなし、これを子宮広間膜という。その自由縁の中には卵管が含まれる。
参考文献