腸間膜

Mesenterium

定義

Antoine Micheau

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腸間膜は、空腸および回腸の屈曲部を腹部後壁と連結する、幅広い扇形の腹膜ひだである。

腸間膜根(脊柱前面の構造物と連結する部分)は幅が狭く、長さ約15 cmであり、第2腰椎左側の十二指腸空腸曲から右仙腸関節に向かって斜めに走行する。

腸間膜の腸管縁は長さ約6メートルであり、ここで2層が分かれて腸管を包み、その腹膜被膜を形成する。上部では幅が狭いが、急速に約20 cmまで広がり、多数のひだを形成する。腸間膜は小腸を懸垂し、その2層間に上腸間膜動脈の腸管枝、これに伴行する静脈および神経叢、乳糜管、ならびに腸間膜リンパ節を収める。

固有腸間膜という用語は、空腸および回腸を腹部後壁から懸垂する腹膜の二重層を指すが、その意味はしばしば拡張され、腹腔内のさまざまな構成要素を連結する腹膜二重層全般を含むものとして用いられる。

2012年以降、腸間膜を単一の構造物として捉える新たな概念が提唱されている。「腸間膜臓器」と称されるこの構造物は、十二指腸空腸曲から直腸間膜まで連続しており、その間の消化管全体にわたって広がる。近年の組織学的知見により、腸間膜臓器は後腹膜に接しているものの、トルト筋膜によってこれと隔てられていることが示されている。腸間膜臓器の各部は以下のとおりである。

  • 小腸間膜(固有腸間膜)は、腸間膜臓器のうち小腸に付着する部分、すなわち固有腸間膜に相当する部分である。

  • 結腸間膜は、腸間膜臓器のうち結腸に付着する部分であり、横行・上行・下行・S状結腸間膜を含む。

  • 虫垂間膜は、腸間膜臓器のうち回腸と虫垂を連結する部分である。虫垂の先端まで延びることがある。虫垂動脈および虫垂静脈のほか、リンパ管、神経、ならびにしばしばリンパ節を内包する。

  • 直腸間膜は、腸間膜臓器のうち直腸上部3分の1に付着する部分である。

参考文献

Coffey, J Calvin; O'Leary, D Peter (2016). The mesentery: structure, function, and role in disease. The Lancet Gastroenterology & Hepatology, 1(3), 238–247. doi:10.1016/S2468-1253(16)30026-7 

This definition incorporates text from a public domain edition of Gray's Anatomy (20th U.S. edition of Gray's Anatomy of the Human Body, published in 1918 – from http://www.bartleby.com/107/).

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