前腕筋
Musculi antebrachii
定義
前腕筋は、前(屈筋・回内筋)区画と後(伸筋・回外筋)区画という二つの主要な区画に編成される。
前区画
前区画の筋は三層に配列される。
浅層:この層には、円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、および尺側手根屈筋が含まれる。これらの筋はいずれも、総屈筋腱を介して上腕骨の内側上顆から起始するのが通常である。
中間層:この層は浅指屈筋のみから構成される。
これらの筋の主な機能は、手関節および手指の屈曲と前腕の回内(手掌を下方に向ける動作)である。この区画の筋の大部分は正中神経によって支配されるが、尺側手根屈筋および深指屈筋の内側半は尺骨神経から支配を受ける点で例外となる。
後区画
後区画は二層に分けられる。
これらの筋の主な作用は、手関節および手指の伸展と前腕の回外(手掌を上方に向ける動作)である。支配神経は主に橈骨神経およびその分枝であり、後骨間神経;後前腕骨間神経(橈骨神経深枝の続き)が深層の伸筋の大部分を支配する。
参考文献
Mitchell B, Whited L. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Forearm Muscles. [Updated 2023 Jun 5]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2025 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK536975/