前庭神経内側核

Nucleus vestibularis medialis

  • エポニム: Schwalbe

定義

Muhammad A. Javaid

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内側前庭神経核は、第四脳室の底(菱形窩)における境界溝の内側寄りに位置する脳幹の核であり、前庭神経核複合体を構成する四つの核のうちの一つである。この複合体は、橋と延髄の接合部における第四脳室底に存在する。

内側前庭神経核は、頭頸部の運動の協調および運動中の注視安定化において重要な役割を担う。同核からの遠心性線維は、内側縦束内を双方向性に走行する。同核からの上行性線維は、動眼神経核(脳神経III)、滑車神経核(脳神経IV)、および外転神経核(脳神経VI)と連絡する。これらの連絡により外眼筋の制御が可能となり、前庭動眼反射(VOR)が媒介される。前庭動眼反射とは、頭部および体幹の運動中に反射性の眼運動を生じさせることで注視を安定化させる機構である。

内側前庭神経核からの下行性線維は、内側縦束を経由して走行し、内側前庭脊髄路を形成する。この路は頸髄へと下行し、主として頸部および上部体幹の筋の制御に関与する運動ニューロンを標的とする。

内側前庭神経核、外眼筋運動核、および頸髄の間における入出力を統合することにより、このシステムは頸部の運動と眼運動の協調を保証する。この統合は、注視対象物に対する安定した注視の維持、平衡の支持、および精密な空間定位の実現に不可欠である。

参考文献

  • Snell, R.S. (2010). ‘Chapter 5: The Brainstem’, in Clinical Neuroanatomy. (7th ed.) Philadelphia: Wolters Kluwer Health/Lippincott Williams & Wilkins, pp. 199-210.

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  • Bordoni B, Mankowski NL, Daly DT. Neuroanatomy, Cranial Nerve 8 (Vestibulocochlear) [Updated 2023 May 22]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK537359/

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