腰仙骨神経幹

Truncus lumbosacralis

定義

Muhammad A. Javaid

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腰仙骨神経幹は末梢神経系の重要な構成要素であり、腰神経叢と仙骨神経叢を連結することで、下肢および骨盤領域の運動・感覚神経支配を媒介する。

起始

本神経幹は、第4腰髄神経(L4)および第5腰髄神経(L5)の前枝から起始する。具体的には、L4から分岐する腰仙骨交通神経がL5の前枝と合流し、腰仙骨神経幹を形成する。

走行

腰仙骨神経幹は骨盤腔内へと下行し、仙腸関節の前方に位置する。その後、骨盤側壁に沿って走行し、第1〜第4仙骨神経(S1〜S4)の前枝と合流して仙骨神経叢の形成に大きく寄与する。

枝

腰仙骨神経幹は通常、固有の枝を発しない。その神経線維は仙骨神経叢に統合され、仙骨神経叢の各枝を介して下肢および骨盤諸構造の神経支配に寄与する。その主な枝は以下のとおりである。

  • 坐骨神経(L4〜S3)

  • 上殿神経(L4〜S1);中殿筋、小殿筋、および大腿筋膜張筋を支配する

  • 下殿神経(L5〜S2);大殿筋を支配する

  • 大腿方形筋神経(L4〜S1);大腿方形筋および下双子筋を支配する

  • 内閉鎖筋神経(L5〜S2);内閉鎖筋および上双子筋を支配する

参考文献

  • Miniato MA, Black AC, Varacallo MA. Anatomy, Back, Lumbosacral Trunk. [Updated 2023 Oct 12]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2025 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK539878/

  • Matejcík V. Anatomical variations of lumbosacral plexus. Surg Radiol Anat. 2010 Apr;32(4):409-14. doi: 10.1007/s00276-009-0546-3.