眼球結膜

Tunica conjunctiva bulbi oculi

定義

Muhammad A. Javaid

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眼球結膜は、角膜の輪部から結膜円蓋にかけて強膜の前部を覆う、薄く透明な粘膜である。眼球結膜はテノン被膜によって下方の強膜に疎に付着しており、眼球の自由な運動が可能となっている。輪部近傍では眼球結膜は強固に癒着し、角膜上皮と連続する。

組織学

組織学的に、眼球結膜は非角化重層円柱上皮で覆われており、散在するゴブレット細胞を含む。ただし輪部近傍では、上皮は重層扁平上皮へと漸次移行する。上皮は通常3〜5層の細胞層からなり、基底部の立方細胞は表層に向かうにつれて次第に扁平化する。ゴブレット細胞は、結膜円蓋と比較して眼球結膜では少ない。

上皮の下方には角膜固有質が存在し、これは血管・リンパ管・神経・線維芽細胞・メラノサイト・形質細胞・肥満細胞・リンパ球およびその他の免疫細胞を含む特殊な結合組織層であり、結膜関連リンパ組織(CALT)の形成に寄与する。深層の結合組織内には副涙腺が存在することもある。

機能

機能的に、眼球結膜は眼表面の潤滑および免疫防御を担う。ゴブレット細胞はムチンを分泌し、涙液層の粘液層を構成することで、眼表面の湿潤維持および涙液層の安定化に寄与する。また、豊富な血管・リンパ管の分布が免疫監視および炎症反応を支持する。

結膜炎

臨床的に、眼球結膜は結膜炎においてしばしば侵される。浅在性血管の拡張により結膜充血(眼の発赤)が生じる。

参考文献

  • Standring, S. (Ed.). (2015). Eye (Chapter 42). In Gray's anatomy: The anatomical basis of clinical practice (41st ed., pp. ). Churchill Livingstone.

  • Shumway CL, Motlagh M, Wade M. Anatomy, Head and Neck, Eye Conjunctiva. [Updated 2023 Aug 28]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2026 Jan. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK519502/

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