内耳・中耳を含む犬の側頭骨CT解剖

内耳・中耳を含む犬の側頭骨CT解剖

内耳・中耳を含む犬の側頭骨CT解剖


イントロダクション

側頭骨と耳のコンピュータ断層撮影は、犬の幅広い臨床症状に対し推奨されます。例えば、痛み、難聴、中耳炎、真珠腫性中耳炎、外傷等が挙げられます。

多くの骨・筋・関節・血管・神経構造が集中しているため、側頭骨と耳の解剖は複雑です。

本解剖モジュールは、側頭骨のCTで描出された犬の内耳・中耳の正常解剖を詳述することを目的としています。
 

機器と方法

頭蓋のCT検査は全身麻酔の下で腹臥位の7歳の犬に対し行われました。スキャンは、ECVDI(欧州獣医画像診断学会)から専門医認定を受けたSusanne AEB Boroffka博士(オランダ、ユトレヒト)によって、32マルチスライスCT(東芝 Aquilion)を用いて実施されました。ヨード造影剤の静脈内投与なしで0.6mm厚の連続前額断像が得られ、骨アルゴリズムによって再構成を行いました。
そこから矢状断と背側のMPR画像が作成されました。
さらに、DICOMソフトウェアHorosを用い、ボリュームレンダリングにより犬の側頭骨の3D画像が得られました。

解剖学的部位はAntoine Micheau(フランス、モンペリエの医師、放射線科医、解剖学者)によってNomina Anatomica Veterinaria(NAV)に従ってラベル付けされました。

犬の側頭骨の解剖学的部位は様々なテーマに沿って以下のように分類されています:

  • 一般解剖
  • 頭蓋
  • 頭蓋骨
  • 側頭骨の鼓室部
  • 側頭骨の鱗部
  • 側頭骨の岩様部
  • 骨迷路
  • 内耳道
  • 鼓室
  • 鼓膜
  • 耳小骨
  • 耳小骨関節
  • 耳小骨筋
  • 耳管
  • 外耳道

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  • International Committee on Veterinary Gross Anatomical Nomenclature. 2017. Nomina Anatomica Veterinaria. Sixth Edition. Ghent (Belgium).
  • Evans HE, de Lahunta A 2013. Evans Miller’s Anatomy of the Dog. Fourth Edition. St Louis (MI). Elsevier Saunders.t - Published on: 01/01/1992 - Editor: SIMEP - Language: Français - ISBN : 2-225-82466-5
  • Anatomie comparée des mammifères domestiques :tome 1 Ostéologie’ by Robert Barone