前頭骨

Os frontale

定義

Muhammad A. Javaid

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前頭骨は、成人の頭蓋骨において単一の骨である。頭蓋の前上部の形成に重要な役割を果たす。貝殻状の形態を呈し、二つの部分に区分される。第一の部分は鱗部と呼ばれ、垂直方向に走り前額部を形成する。第二の部分は眼窩部と呼ばれ、水平方向に走り眼窩および鼻腔の上壁を形成する。

胎生期には、正中縫合である前頭縫合(メトピック縫合)によって左右二部に分かれており、通常は後に癒合する。

前頭骨は、頭蓋を構成する種々の骨と連結する。たとえば前面から観察すると、内側前方では鼻骨と、外側では左右両側において頬骨と連結する。これらの前頭骨の内側および外側の連結は、左右両眼窩の内縁および外縁の形成に寄与する。

各眼窩の上方において、前頭骨は眼窩上縁から後方へと延び、眼窩部を形成する。この部分は水平に位置し、左右の眼窩の上壁を形成する。この眼窩上壁は、各眼窩の内側壁に沿って涙骨・篩骨・蝶形骨などの骨と連結する。また、眼窩の外側壁に沿って頬骨および蝶形骨大翼とも連結する。

頭蓋腔内では、前頭骨は中央部において篩骨(篩板)と、後方において蝶形骨小翼と連結する。

参考文献

  • Singh O, Varacallo M. Anatomy, Head and Neck: Frontal Bone. [Updated 2023 Jul 24]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK535424/

  • Drake, R.L., Vogl, A.W. and Mitchell, A.W.M. (2009). ‘Chapter 8: Head and Neck’ in Gray’s anatomy for Students. (2nd ed.) Philadelphia PA 19103-2899: Elsevier, pp.812-813.