頸肋
Costa cervicalis
- ラテン語での同義語: Costa colli
- 関連用語: 頸肋;頸肋骨頸肋;頸肋骨
定義
頸肋骨(頸部過剰肋骨)は、第7頸椎から生じる過剰肋骨である。これらの肋骨は先天性奇形であり、大きさおよび形態はさまざまである。一般集団における有病率は0.05%から3.0%と比較的まれである。
頸肋骨は無症状の場合もあるが、特に胸郭出口症候群(TOS)を引き起こす際には臨床症状を呈することがある。TOSは、胸郭下口内において腕神経叢や鎖骨下血管などの神経血管構造が圧迫されることにより生じる。この圧迫は、神経原性症状(例:疼痛、しびれ、筋力低下)または血管性症状(例:動脈性もしくは静脈性血栓症)をきたしうる。
頸肋骨の存在は、頸椎CTなどの画像検査において偶発的に発見されることが多いが、報告が見落とされる場合も少なくない。
参考文献
1.Cervical Rib Prevalence and Its Association With Thoracic Outlet Syndrome: A Meta-Analysis of 141 Studies With Surgical Considerations.Henry BM, Vikse J, Sanna B, et al.World Neurosurgery. 2018;110:e965-e978. doi:10.1016/j.wneu.2017.11.148.
2.Cervical Ribs: A Common Variant Overlooked in CT Imaging.Viertel VG, Intrapiromkul J, Maluf F, et al.AJNR. American Journal of Neuroradiology. 2012;33(11):2191-4. doi:10.3174/ajnr.A3143.
3.The Significance of Cervical Ribs in Thoracic Outlet Syndrome.Chang KZ, Likes K, Davis K, Demos J, Freischlag JA.Journal of Vascular Surgery. 2013;57(3):771-5. doi:10.1016/j.jvs.2012.08.110.