大脳半球の下縁

Facies inferior hemisphaerii cerebri

  • ラテン語での同義語: Facies inferior hemispherii cerebri

定義

Muhammad A. Javaid

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大脳半球の下面には、多くの重要な溝と回が認められる。外側溝と呼ばれる顕著な溝は、深い裂溝として水平方向に走行する。この溝は、前方の皮質である眼窩面と、後方の側頭葉および後頭葉の皮質の下面とを分ける。前方に向かうと、嗅索および嗅球嗅溝内に位置しているのが観察される。この溝は、外側の眼窩回および眼窩溝と、内側の直回とを分ける。後方に向かうと、他のいくつかの溝と回が認められ、その一部は内側面から大脳半球の下面にかけて延びている。例えば、内側面における舌状回は下面へと延び、海馬傍回となる。海馬傍回は辺縁皮質の一部であり、その前内側面には鉤と呼ばれる小さな膨隆が存在する。海馬傍回は、側副溝によって側頭葉の残余部分(後頭側頭回)と隔てられており、この溝は前方に延びて嗅脳溝を形成する。さらに、後頭側頭溝と呼ばれる溝が後頭側頭回を内側後頭側頭回外側後頭側頭回とに分割する。外側後頭側頭回は大脳半球の上外側面においてさらに外側へと延び、そこでは下側頭回として認められる。

左右両側の大脳半球の下面は脳幹を取り囲んでいる。頭蓋腔内において、下面の前部は前頭蓋窩の骨性眼窩板の上に位置する。側頭極は中頭蓋窩に適合する形で収まっている。後頭葉を含む後方に向かうと、下面は小脳テントの上に位置し、この小脳テントが上方の大脳半球の下面と下方の小脳とを隔てている。

参考文献

  • Snell, R.S. (2010). ‘Chapter 7: The Cerebrum’, in Clinical Neuroanatomy. (7th ed.) Philadelphia: Wolters Kluwer Health/Lippincott Williams & Wilkins, pp. 261-262.

  • Blumenfeld, H. (2010). ‘Chapter 19: Higher Order Cerebral Function’ in Neuroanatomy through clinical cases. (2nd ed.) Sunderland, Mass.: Sinauer Associates, pp. 821-901.

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