前殿筋線
Linea glutea anterior
- 関連用語: 前殿筋線;前臀筋線
定義
前殿筋線(別名:中湾曲線)は、腸骨翼の外面、すなわち殿筋面に位置する骨隆起である。上前腸骨棘の数センチメートル上方で腸骨稜から起始し、大坐骨切痕の上縁中央付近に達するまで後下方へと延びる。殿筋線のなかで、前殿筋線は最も長い。腸骨の殿筋面にはさらに2本の殿筋線、すなわち下殿筋線および後殿筋線が存在する。
腸骨の殿筋面において、前殿筋線に沿って2つの重要な筋が起始する。これらの筋は以下のとおりである。
小殿筋は、前殿筋線の下方、前殿筋線と下殿筋線との間から起始する。
中殿筋は、前殿筋線の上方、前殿筋線と後殿筋線との間から起始する。
参考文献
Standring, S. and Gray, H. (2016). ‘Chapter 80: Pelvic girdle, gluteal region and thigh’ in Gray’s anatomy The anatomical Basis of Clinical Practice. (41st ed.) New York: Elsevier, pp. 1339-1344.